日本陸軍の九九式破甲爆雷収納嚢の実物品です。 九九式破甲爆雷は対戦車用として、磁石吸着式の爆弾で形から亀の甲爆弾とも呼ばれている携帯型の爆弾です。 各戦線で多用されたと思われますが、記録が少ないですが義烈空挺部隊の記録写真に装着例が見られます。 本品はケースのみですが、未使用の非常に状態の良い品物です、表面の生地に経年による色ヤケ、汚れ等が若干みられます。 布地は雑嚢の様な帆布ではなく天幕又は外被地様の布地が使われております。 印字等は確認出来ませんが、背面に不？らしき文字が認められます。 蓋部はグレーのホック止めになっており、蓋部の一部と本体、前後部の一部と側面部に金属製（ブリキ様？)の補強材が縫い込まれております。 誤爆防止の為、蓋裏部に信管の収納用紐が縫い付けられており使用時に本体に信管を接続して使用されたものと思われます。 サイズ 横　約15㎝ 縦　約18㎝ となっております。 実物の九九式破甲爆雷囊は貴重な資料と思われます。 尚、セットに出品の貴重品袋は中田製の複製品です。 他、貴重な品物1点をお付け致します。 以上の説明をご理解頂きまして、本品物の価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。